イップス(yips)の外し方/RCMethod

クライアントさんたちのイップスを外せた経験から、原因とイップスを外すためにどうすれば良いか、書いていきます。即効性を求めるなら、カウンセリングをお申込みください。

イップスを克服するより、イップスを外そう

イップスについて検索すると

イップス 克服

というワードで検索する人が多いように見受けられます。

イップスって、克服するものなのかな?

克服って、戦ってねじ伏せて勝つ!みたいなイメージではないでしょうか。

私はトラウマを外すカウンセリングをしています。

どんなことをしているかというと、記憶を掘り下げて、今も影響を受けてしまう過去と現在を切り離し、トラウマになってしまったショックな出来事を、ただの過去にしてしまいます。思い出しても胸が痛んだり、苦しくなったりしない、ただの過去。

すると、トラウマの症状がほぼ消えます。

性暴力、子どもの頃に虐待されたこと、仕事でのひどい失敗など、効果は幅広いです。

1回(60分)のカウンセリングで、トラウマをひとつ外すのが通常。とはいえ、ひとつのトラウマにいくつもの記憶や埋め込まれた他人の価値観が紐付けられていたりする場合は、数回かかることもあります。

(これについて説明し始めると、学びに半年かかる認定カウンセラー養成講座になってしまうので、とりあえずカウンセリングを1回受けていただくと早いと思います。)

 

イップスも、こんな感じで外せるんですよね。

 

克服に半年〜数年かかり、ひどければ克服できずに選手生命を終える、なんて言われているイップスですが。記憶と認識の整理をきちんと行えば、カウンセリング数回で効果が出ます。

現在までで3、4回カウンセリングを受けられているフルート奏者の方は、1回目のカウンセリングの後、オーケストラの全部の音が聴こえるようになったとおっしゃっていました。失敗を恐れて音を出すタイミングがおかしくなることもなくなりました。

音楽人生が全く違うものになった!と喜んでいらっしゃいます。

 

楽家とスポーツ選手は少し違う場合もあります。

 

スポーツ選手でイップスになった方のお話を伺うと、音楽家とは違う面が見えてきます。この方は、私に出会うよりずっと前にイップスになり、克服に2〜3年かかってしまいました。「万紀子さんに出会えていれば、もっと早く調子を戻せたと思います。」とおっしゃっていましたがその頃は私もメソッドを構築してなかったので残念。

この方は、大きな失敗経験があったわけではなく、ある日あるプレイ中にゲシュタルト崩壊を起こしてしまったのです。(ゲシュタルト崩壊のせいでイップスが始まったとはご本人は自覚していません)

楽家ゲシュタルト崩壊を起こしにくい練習の仕方をしています。全くないとは言い切れませんが。本番でゲシュタルト崩壊を起こしても、練習の積み上げ、基礎練習に戻って1音1音身体と相談しながら積み上げられます。それより、またゲシュタルト崩壊を起こしたらどうしようという恐怖やトラウマを扱う必要があり、こちらはカウンセリングが有効です。

スポーツ選手は、音楽家に比べると全身運動で反射的な動きが多い分、ゲシュタルト崩壊が起きやすいです。ゲシュタルト崩壊については、また詳しく記事を書きますね。

トラウマではなく、ゲシュタルト崩壊から始まるイップスは、カウンセリングと並行して筋肉の分離と統合をコントロールするトレーニングが必要です。

あー私、トレーナーもやっててホント良かった。機能解剖学と筋肉の動きに関する知覚、分離、統合について理解を深めておくことの大切さは、イップス外しにおいては無視できませんから。

 

まとめ:どっちにしろ、イップスは克服するものでなくて外すもの

 

少しずつ少しずつ、訓練したり向き合ったりして克服するもの、というイメージがあるイップス。この記事を読んで、イメージに変化が出てきたでしょうか。

認識を確実に扱う技術を持ったカウンセラーは、イップスを外すことができます。知識じゃなくて、技術、ね。そこ間違えないように。

外科手術で腫瘍を切り取るように、イップスを切り取ることができます。心のことなのでその場で変化が出ますし、すぐ動き出せますよ。

ゲシュタルト崩壊を起こしてしまった場合は、いらない焦りや恐怖心を切り取った後、正しいフォームをきちんと入れ直せば大丈夫。それについてもまた今度。こっちは少しかかるかもですけど。

 

何年もかけなくていいんです。

早く解放されましょうよ。