イップス(yips)の外し方/RCMethod

クライアントさんたちのイップスを外せた経験から、原因とイップスを外すためにどうすれば良いか、書いていきます。即効性を求めるなら、カウンセリングをお申込みください。

イップスのトリガー 3、関係ないトラウマ

先日、ジストニアだろうと言われた音楽家さんのカウンセリングをいたしました。

 

ジストニアは、音楽家イップスと言われているそうです。

普段は特に何もないけれど、楽器を持つと指が動かなくなるなどの症状があります。

ジストニアがメンタルからきているというお医者さんと、メンタルは関係ないというお医者さんに分かれるようですね。本当にその症状はジストニアなのか、という問題も絡んでくるので、私としては何とも言えませんが、先日その症状をある程度外すことができたので、改善の余地はあるという立場でおります。

 

病院でジストニアだろうと診断されるほど、演奏に支障が出る症状と、そこまでではないけれど余計な負荷がかかっている自覚があるという症状もあります。緊張しすぎて唇が震える、力が入りすぎて指が練習の時ほど動かせない、などなど。

 

原因は無関係なこともある

 

失敗してしまった、試合に負けた、という理由がはっきりしているものはわかりやすいのですが、カウンセリングをしていて思うのは、必ずしも関係があることではない、ということです。

幼少期の親戚との関係が、音を出すタイミングに影響していたこともありました。

失恋が、指が動かなくなる原因になっていたこともありました。

音楽とは関係ないことが、演奏に強く影響していた、ということも多いのです。

また次回書きますが、失敗したなどの直接的な関係はないけれど、レッスンで先生に言われたり、何かで批評されたことを読んで、ということが原因の場合もあります。

スポーツでのイップスも、もしかしたらスポーツとは関係ないことが原因になっていることもあるかもしれませんよ。

 

カウンセリングで外すことができる

 

冒頭のジストニアと診断された方も、原因は音楽と無関係でした。

60分カウンセリングをして認識を整理し、原因となった出来事の影響を受けなくなったので、その場で、では楽器を持って演奏してみてください、と演奏していただきました。

「わ、指が動く!全然違う!」

とびっくりされていました。(正直私もびっくりしました)

何年も動かずにきたので、筋肉が以前の動きを取り戻すのに、少し時間が必要だとは思いますが、指を硬ばらせる心理的なブレーキは外れました。

 

むしろカウンセリング以外では外れない

 

動きを無意識に制限してしまう心理的ブレーキは、認識を変えなければ外せません。

一生懸命練習するうちに、何かに気づいて外れる場合も、認識の変化です。

失敗など、原因との関係がわかりやすい場合は、時間が経てば気づきで外れることもあるでしょう。(それでも60分で外れるなら、それが早いでしょう)しかし、原因が無関係な場合は、カウンセリング以外で外すのは難しいと感じます。因果関係が見えなかったり、関係あることの中で原因を探しがちになるからです。

異変が起き始めた少し前に、すごくショックなことがなかったでしょうか。

ずっと抜けないクセは、音楽やスポーツだけではない、日常生活にも見られるのではないでしょうか。

カウンセリングでは、そういったところから洗い出していきます。

 

即効性

 

むしろ無関係な原因からの心理的ブレーキは、外せばすぐに動き出すので即効性が高いです。

関係があることの場合は、ブレーキを外す他に、勇気を持ってもう一度踏み出す、というハードルがあるので、少し手間がかかります。それでも、確実に効果は出ていますよ。

実際にお会いしなくても、Skypeなどのビデオ通話でもしっかりと効果を発揮していますので、秘密裏に改善できます。イップスジストニアは、隠している人が多いです。プロは特に、その後の仕事に関わりがありますから、知られるわけにはいきません。

誰にも知られずに改善できるなら、それがベストですよね。

 

カウンセリングのお申し込みは↓リンクをご覧ください。

https://rcmethod.jp/counseling/