守秘義務について
音楽家やスポーツ選手にお会いするにつれ、いかに自分の不調を知られないために気を使っているかがよく見えるようになってきました。不調を知られるということは、仕事にも勝負にも不利です。こっそり、知られないようにお申し込みされます。
私は、お客様にどういう方がいらしているかということは、宣伝に使いません。正直言って、私にとってこれは不利です。広がらないから。
しかも、イップスを扱う人間は、信用がないですよ。「何カ所か行きましたけど、効果がなかったです」ですって?いい加減な仕事をする奴はどいつだコンニャロー。これ、ホント迷惑です。
何回かそういう目にあうと、人間は「治りたいけど治らないに違いない」という思い込みが入ります。思い込みによって、良くなった変化より変わらなかった部分に目が行きがちになります。60分のカウンセリングで完璧にまっさらイップスが外れる、ということは考えにくいです。心理的な制限が外れてから、調子を取り戻すまで時間がかかるからです。それは筋肉と神経の関係で仕方がないのです。でも、治らないという思い込みがあると、時間がかかることを「治らないのでは」と思ってしまうのです。
確かに現在、心理的な制限を外した後、動きを回復する部分に関してはまだ研究段階です。特にスポーツは音楽に比べて動きが大きいので、その分潜在意識に任せている部分が大きく、インプットのし直しについてはその分野のコーチと手を組みたいところです。そうなると、競技ごとの専門コーチとつながる必要があり、秘密裏に治したいという希望に応えづらくなります。
そう考えると、秘密裏に、心理的な制限がかかってしまったきっかけの出来事から自由になり、制限が外れるところまでをカウンセリングで行い、筋力とコントロールの回復についてはご自分で…というのが知られずに回復するのに良い道でしょうか。
もちろん、心理的な制限というものは決してひとつとは限らず、芋づる式にズルズル出てくることも多いです。制限がひとつ外れて動きが少し良くなり、またひとつ外してまた少し良くなり、という積み重ねが大事なように思います。
知られたくない、に応えるカウンセラーでいようと思います。
カウンセリングのお申し込みはこちらから
↓ ↓ ↓
高橋のスケジュールはこちらから
↓ ↓ ↓
http://karadadzukuri.blog.fc2.com/blog-category-21.html