イップス(yips)の外し方/RCMethod

クライアントさんたちのイップスを外せた経験から、原因とイップスを外すためにどうすれば良いか、書いていきます。即効性を求めるなら、カウンセリングをお申込みください。

専門性の話(頼るべき人)

イップスやトラウマを扱っていると、「何人もの専門家に頼ったが何も効果がなかった」「心療内科のカウンセラーに傷つけられた」などと悲しいお話を聞きます。確かにどちらも豊富な知識と高い技術を必要とする症状ですので、扱える人間が少ないのです。しかし今日は少し、選ぶときに参考になるお話ができればと思います。

まずメンタルですが、トラウマを外す技術に関しては、現在の精神医学の最先端はEMDRという眼球運動を通した治療です。ただ、うちのRCメソッド(非認可)の方が早いです(あ、RCメソッドも腕によってかなり差がありますが)。ただし、幼少期の思い出すわけにはいかず封印している記憶(性的虐待など)を確実に「引っ張り出す」のはEMDRの方が向いていると思います。RCメソッドは、外す準備ができたら記憶が浮かび上がってくるので、それまで待つのが基本スタンスです。スポーツや音楽などは、物心ついてからなので、その辺りは問題ないと思います。

勇気づけたり、気持ちを上げたりするのは、とても有効だと思います。メンタルトレーナーがよくやっていますね。しかし、トラウマがある場合、外側でいくら上げても、大事な場面でフラッシュバックを起こしたりすることは避けられません。きちんと過去を扱う必要があります。トラウマを外す→勇気づけの順番を守るのが有効です。

メンタルもフィジカルも、「やり方」を覚えてやっている人が多いのが現状です。勉強を重ねた人ほど、自分の技術の外側を意識します。自分がどこまで影響を与えることができて、どこからは他の専門家に頼るべきか、よく見ています。「やり方」を覚えてやるスタイルの人は、その辺が全然わかってないなと感じます。

ではフィジカルの方も考えてみましょう。音楽の世界でも、解剖学解剖学と、細かい筋肉の名前を挙げてセミナーをやっている人がいます。いや、もちろんすごく大事です。でも、解剖学は英語で言えばアルファベットのようなものです。知らないとお話になりませんが、知っていても会話はできません。

アルファベットを組み合わせて単語を作りますね。それが機能解剖学です。s+i+c+kでsick(病気)になります。I am sick.をI was sick.にするかI am fine.にするかはメソッドの考え方の違いですが元気になれば良くね?と私は思っています。でも結構I sicked (え?)みたいなことやってる人も多いよ、と。お粗末な英語ですみません。

つまり解剖学を勉強しても、まだ何もできない状態なんですが、 amを wasに変える、だけ覚えてトレーナーやってる人とか多い現状です。

正直なところを申し上げれば、私のフィジカルに関する知識と技術は、メンタルに比べるとお粗末なのですが、それにしても一応rfcaという業界ではマニアックで有名な会員が数百名の骨格コンディショニング協会のマスタークラス(今のところ全国で20名くらい)の中で、音楽家の音色改善に特化した人間は1人という立場にはおりますので、それなりの実力と実績があります。音楽家は、楽器を演奏する手ばかりに負荷がかかり過ぎる特徴があり、いかに負担を分散させ、連動をうまく使うかがカギになります。スポーツでも、体の一部に負担がかかりすぎることからイップスになるケースがあり、私の音楽家相手に積んだ経験が生きるわけです。

イップスはメンタルから始まるケースもあればフィジカルから始まるケースもありますが、最終的には両方絡まり合う複雑な症状ですから、メンタルもフィジカルも、半端な知識ではやれません。

メンタルもフィジカルも両方詳しいよ、と自負する私ですが、投薬が必要な精神疾患は精神科に、骨折や断裂など手術が必要だったり裂傷などケガ、捻挫などの急性期は、整形外科に診てもらうべきだと考えます。私はそこは扱えません。精神科は薬漬けにする!などと病院にかかることをやめさせようとする人もいますが、私はそうは思いません。投薬でなければ治らない症状もあると思います。しかしトラウマは投薬では治りません。その辺りの線引きがきちんとできているか、は、専門性を判断する上で参考になる基準だと思います。

イップスは、ものすごく厄介な症状なんだな、とお分かりいただけたでしょうか。もがくほどに悪化するケースが後を断ちません。早めに専門家に頼ってくださいね。専門家も、「教えてもらった通りやる」なら専門家ではありません。自分のレベルをしっかり見極められるだけ勉強しましょうね。私もまだまだ勉強しなくちゃ。

 

イップス外し専門カウンセリング

(必要があればトレーニングもプログラムします。その場合内容や回数が変わります)

120分 × 3回 ¥220,000-(税込)

4回目以降 1回 120分 ¥55,000-(税込)

 

診断/通常カウンセリング(オンライン)

60分 ¥13,200-(税込)

ご予約ページ→https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_week/27940?course=64450

 

SkypeかZOOMで承ります。どちらかお持ちであればそれを、お持ちでなければアプリをインストールしてくだされば、あとはリンクをお送りしますので簡単です。