イップスが治る≠うまくなる、強くなる
clubhouseで、時々イップスのご相談を承っております。
以前そのroomで、15年もの間、ゴルフのイップスに苦しんだ方と、15分ほどお話をしました。次の日「練習ラウンドですごくうまくいきました!」とDMが来ました。さらに後日私のroomを訪ねてくださって、①心理的にプレッシャーをかけてくる友人と回っても、心乱されずにプレー出来たこと、②フォームを意識することで、クラブの面にボールが当たる音が、以前の気持ちよく打てていた頃と同じになってきたこと、③失敗しても、それは実力だから、練習して克服すれば良いし、課題が明確にできるようになったこと、をお話しくださいました。
もちろんゼロから15分で外せたのではなく、その方自身多くの試行錯誤を積み重ねてきました。段々良くなってきたものの、最後の引っ掛かりがなかなか克服できずにいたところ、私に出会ってカチリといけた感じです。
この方のすごいと思うところは、③失敗しても、それは実力だから、練習して克服すれば良いし、課題が明確にできるようになった、とおっしゃっていたところです。
以前できたことができなくなるのがイップスです。治ったとき、イップスが始まった時よりうまくも強くもならないのです。しかし、イップスの不調に苦しむ間に、知らず知らずのうちに、イップスになる前の自分のイメージがかなり美化されてしまう場合があります。イップスが治っても、めちゃくちゃ強いわけではない自分が見えてしまった時、怖くなります。「イップスさえ治れば活躍できるのに」と思えるポジションに逃げてしまうことがあります。つまりイップスでい続けた方がプライドを守れるわけです。すごく厳しいですが、現実にあります。また本人はそんなことを全然思っていなくて、無意識で逃げてしまうこともあります。
冒頭の方がすごいなと思ったのは、ご自分の足りないところを素直に認めて、練習を重ねようという姿勢でいらしたことです。
これは、メンタリティの問題です。
◇本当にこの競技が好きか
◇本気でプロの世界でやるのか、趣味にするのか
◇プロの世界でやっていくならば、このプレッシャーを飼い慣らす覚悟はあるのか
◇プロの世界での自分の立ち位置を、シビアに判断できるか
◇プロで通用しなくなった時、自分を何で評価するか
◇好き勝手言う外野との距離をどう取り、どう自分を守るか
などなど。
こういうメンタリティ(心の姿勢)を丁寧に組み上げていく必要があります。メンタリティの組み上げは、イップスの治療ではなく、通常のカウンセリングの領域です。自分の本心を見るのは怖いですよね。でも、きちんと見て、整理して、覚悟を決めて、やっていきましょうね。お手伝いが必要でしたらお声かけくださいませ。
イップス外し専門カウンセリング
(必要があればトレーニングもプログラムします。その場合内容や回数が変わります)
120分 × 3回 ¥220,000-(税込)
4回目以降 1回 120分 ¥55,000-(税込)
通常カウンセリング(オンライン)
60分 ¥13,200-(税込)
通常カウンセリングご予約ページ
https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_week/27940?course=64450
SkypeかZOOMで承ります。どちらかお持ちであればそれを、お持ちでなければアプリをインストールしてくだされば、あとはリンクをお送りしますので簡単です。
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