克服しなければならないのは、イップスではなくて自分の心に向き合えない弱さ

今日は厳しいことを書きます。

私は以前から、イップスは外すものと言っています。ジストニアの場合は、メンタルではなくフィジカルが原因になっているケースが多いので、イップスとは違うと考えています。ジストニアの場合は、体の使い方を習得し直す必要がある可能性がありますので、簡単に外れました治りましたとはならないでしょう。

しかしイップスの場合は、メンタルの影響が大きいため、外すことができると考えています。ただし、複雑性トラウマが原因になっている場合は、幼少期の育ちからの幾重にも重なるトラウマを持っているので、トラウマの数の多さだけ時間はかかります。しかしそれでも、外すと考えています。

まだイップスに関しては私が見させていただいた人数は多くないですが、それでもスパッと外れるケースと、そうでないケースがあります。その差はメンタリティ（心の姿勢）にあるように感じています。代表的なものは

「頭では分かってる。でもできない」

です。できないことが問題なのに、「分かっている」のでその問題は本人の中ではクリアしたことにしているのです。これは、実際にできていない自分を直視していません。できていないことを直視しないで、問題を乗り越えられるわけがありません。そこで成長はストップします。

自分の弱さを認められない人間は、それ以上伸びません。修正するべき点を見ないのですから当たり前です。

ではなぜ、自分の弱さを直視して認めることができないのでしょう。それは、「できないと価値がない」と思っているからです。劣るなら価値がない。欠点がある＝劣る＝価値が下がる、と思っているので、認めるわけにいかないのです。まずは、市場価値と存在価値の分離をする必要があります。

今より未来がより上手くなるなら、現在は未来より劣っているのです。今修正するべき点を修正した未来は、もっと上手くなりますよね。

このように、心の姿勢を整えることをしなければ、イップスでトラウマを外しても、またなってしまったり、無意識のわざとでイップスの症状に逃げてしまうことも起こってしまいます。

否定は必要ありません。ただ、今より未来がもっと良くなるために。

イップス外し専門カウンセリング

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イップス（yips）の外し方／RCMethod