イップス(yips)の外し方/RCMethod

クライアントさんたちのイップスを外せた経験から、原因とイップスを外すためにどうすれば良いか、書いていきます。即効性を求めるなら、カウンセリングをお申込みください。

ゲシュタルト崩壊を起こさないためにできること その3

ずいぶん間が空いてしまいました。

結局カウンセリングを受けてくれないことには、潜在意識が関わる問題は半端になっちゃうんだよな、と思うと、情報を出すことに積極的になれずにおりました。

でも、カウンセリングで何をするのか、を知っていただくには、ゴールを示す必要はあるよな、と思うので記事を書きます。最近週間スケジュールを見直して、ブログを定期的に更新するようにしました。水曜日はイップスブログを更新します。

さて、ゲシュタルト崩壊を起こさないためにできることとして大切なことは、

存在価値と結果成果の分離

です。まずはこれができないと、いろいろ不利です。

では存在価値と結果成果が癒着している状態はどういう状態かというと、例えば、「この試合で負けたらもうオレの存在価値はなくなる」と思ってしまう状態です。あるいは、「もっと成果を出しているあいつに劣る存在になる」と思ってしまうこともそうです。逆の場合もあり得ます。「あんなに成績悪いヤツ、ホント価値ないよな」と思ってしまう場合も、今は自分の方が優れているから良いかもしれませんが、「あちら側」に落ちる恐怖に縛られてパフォーマンスを落とすこともあります。

確かに、成績の悪い選手は、選手としての価値が下がることでしょう。しかし、選手である、という一面に全てを決めさせる必要はありません。好きな食べ物があり、大切な人がいて、本業以外にも趣味があるかもしれませんね。いろいろな面を持つ一人の人間であり、選手としての価値とは別な価値があります。

選手としての価値に全てを握られていると、失う恐怖に負けて、新しいことに挑戦したり、苦手部分に向き合うことが難しくなります。「苦手なことがある自分」に許可を出せないと、その部分を抜き出して訓練したりすることもできません。その結果、苦手部分についての認識が曖昧になり、その苦手部分がゲシュタルト崩壊を起こすトリガーになったりします。

もうひとつ、存在価値と結果成果が癒着していると、自分自身の捉え方が大雑把になります。得意不得意を客観的に把握できなくなります。例えば私は音楽で大学を出ておきながら「音楽の才能がない」とずっと思っていました。しかし、音楽という言葉は非常に広い言葉です。私は「歴史に忠実な楽曲分析と正確な演奏」や暗譜の才能はありませんでしたが、音楽理論、音の反響や伸びについてなど、才能がある部分もありました。機能解剖学を勉強して初めてその才能に気づきましたが、その前に、「音楽の才能によって自己肯定しようとしていた」ことを捨てる必要がありました。音楽の才能があるからこの世に存在することを許されたい、と思っていました。これが、存在価値と結果成果(才能)の癒着です。

まずは、才能、結果、成果のあるなしと、存在価値を分ける必要があります。そうしなければ、「失敗を恐れないで挑戦する」というメンタルは得られません。失敗が怖すぎて、ゲシュタルト崩壊を呼び込んでしまいます。どうやって分けるかは、あなたの人生の背景を探らなければ答えが出ませんので、ぜひカウンセリングでお聞かせください。

 

イップス外し専門カウンセリング(オンライン)

120分 × 3回 ¥220,000-(税込)

4回目以降 1回 120分 ¥55,000-(税込)

 

通常カウンセリング(オンライン)

60分 ¥13,200-(税込)

 

SkypeかZOOMで承ります。どちらかお持ちであればそれを、お持ちでなければアプリをインストールしてくだされば、あとはリンクをお送りしますので簡単です。

 

ご予約メールフォーム

https://rcmethod.jp/reserve/

※ご希望日時を第3希望までお知らせください。