イップス(yips)の外し方/RCMethod

クライアントさんたちのイップスを外せた経験から、原因とイップスを外すためにどうすれば良いか、書いていきます。即効性を求めるなら、カウンセリングをお申込みください。

適応障害とイップス

 最近、サッカーのゴールキーパー専門の指導者の方とお話しする機会がありました。そこで早速、ゴールキーパーにもイップスのような症状があるのかを聞いてみました。「結論から言うと、あります」とのことで、フラッシュバックや過緊張により初動が遅れるミスなど、あまり目立たないけれど確かにあると伺いました。また、行きたいと思っているのに練習や試合に来れなくなることもあると伺いました。それは不登校の子が、学校に行かなきゃと思ってるのに玄関から出られない症状と似ていますね。精神科にかかると、適応障害と診断されるケースが多いと思います。(私は医師ではないので診断はしません)

 では、この適応障害イップスではないのでしょうか。うーん、難しいですね。もしかしたらイップス適応障害の大きな括りの中に入ってしまうかもしれません。このように、適応障害のような症状が出ている場合、イップスかどうか分からないので承れません、などとは言いませんよ。何か強いストレスの原因があるはずです。例えば試合でミスをしたとか、ミスをするとすごく責められるとか、家族からのプレッシャーが強いとか、練習しないと不安でずっと練習してしまい、返って疲労でパフォーマンスが落ちていることに気づかず、オーバートレーニング症候群になっていたり、いろいろ考えられます。

 私はカウンセリングで思考を分解して整理するのが得意です。原因を特定し、必要なアプローチを取れば、ストレス源が取り除かれ、心身が楽になることも期待できます。ただ、不登校の子とお話ししたこともありますが、適応障害を発症してしまってからだと時間がかかる感触でした。また、ストレス源が外部にある場合(いじめや暴言が日常的にあるなど)、本人の問題ではないので、外部への交渉や場合によっては移籍なども考えなくてはならず、するべきことが多くなってしまいます。ですから、できれば早い段階で気づいて、対応ができると良いですね。我慢しないで対策を考える方向で考えられると良いと思います。それは日頃からの習慣づけで、家庭も大きく影響しますね。

 サッカーが大好きなのに、動けなくなってしまう、なんてことがありましたら、ご相談いただきたいですね。イップスとしてよりは、通常のカウンセリングで少し継続していただくのが良いかもしれません。

 

イップス外し専門カウンセリング

(必要があればトレーニングもプログラムします。その場合内容や回数が変わります)

120分 × 3回 ¥220,000-(税込)

4回目以降 1回 120分 ¥55,000-(税込)

 

診断/通常カウンセリング(オンライン)

60分 ¥13,200-(税込)

ご予約ページ→https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_week/27940?course=64450

 

SkypeかZOOMで承ります。どちらかお持ちであればそれを、お持ちでなければアプリをインストールしてくだされば、あとはリンクをお送りしますので簡単です。

イップスとどう向き合ったか、私の場合

イップスの専門家を名乗り、改善に関わらせていただいている私ですが、私自身、イップスを抱えていました。もう音楽をほぼほぼやめていたので、自分のイップスと向き合うのもトラウマを外す程度でしたが、実は半年くらい前から楽器を触るようにして、本格的にイップス外しに取りかかっていました。結果が出てきたので、私のイップスを外すまでをclubhouseでお話ししようと思います。

 

私はフルート専攻で高校と大学を出ました。が。本番になるとガクガク震え、頭が真っ白になってしまい、音がボヒョボヒョになり、素人のようにヘタクソになるというかわいそうな症状を抱えていました。後にそれがスポーツで言うイップスだと知ることになります。

心理に通じ、トラウマを外せるようになり、機能解剖学を学び、音楽家の体の使い方を改善できるようになり、初めて自分の状態に向き合えるようになりました。勇気がなかったのでなく、知識がなかったのです。自分の内側を切り開き、原因を見つけて、ひとつずつ取り除いていきました。

やっと最近自由になった感じがしています。

私は一体、何に縛られていたのか、それがどのように作用して症状が出ていたのか、お話ししようと思います。

FBライブでやるかは迷い中。アーカイブは残しません。理由は、聞いていただくと分かります。

そんなわけでお聞き逃しなく。

12月3日(金)20:00↓リンクよりどうぞ。

https://www.clubhouse.com/join/%E4%B8%87%E7%B4%80%E5%AD%90%E5%85%88%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%88%E3%83%8A%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%81%A5%E5%AE%A4%EF%BC%88%E5%BF%83%E3%81%A8%E8%BA%AB%E4%BD%93%E3%81%AE%E7%9B%B8/eJKO0NlB/MRJdYZ5M

イップスの後遺症?

 今まで何人か見たことがあるのですが、「トラウマを外したら、いきなりパフォーマンスがぐんと上がった(というかイップスになる前に戻った)けれど、またすぐ症状が戻ってきてしまった」ケースがあります。

 トラウマのせいで体の使い方が変わってしまい、長期間イップスでいることによってその変な体の使い方のクセが定着してしまったと考えています。その変な体の使い方のクセをイップスの症状に含めるべきか否かで、アプローチの責任の範囲が変わるのですよ。まぁ改善に当たるこちら側の都合の話です。

 例えば、体の使い方のクセ「のみ」に関しては、コーチやトレーナーが改善できる可能性があります。しかし、トラウマから引き起こされる体の反応は、体の使い方からアプローチしてもあまり改善は期待できません。なので、トラウマからイップスを発症した場合、体からアプローチするのは間違いと言えます。しかし、トラウマを外してしまえば、クセを改善する下準備ができるので、それからはコーチやトレーナーに引き継いでも大丈夫と思うのです。

 このようにイップスとその後遺症(と呼ぶことが適切かは置いておいて)を分けることは、イップス専門家が最初から最後まで関わらなくて良いので、遠方でも最後まで改善できる可能性が高まります。私は函館に住んでいますから、遠方の選手がイップスになった場合、オンラインでカウンセリングによりイップスを外し、数回どの筋肉にサボりグセがついているかを細かくチェックし、気をつけるポイントをお伝えして、今まで見てもらってきたコーチに引き継ぐことで細かく選手をサポートできる体制が整います。改善する側も連携プレーができると理想的だなと思いましたよ。

 もちろん、クセを改善していくのは時間がかかるため、焦りや苛立ちなどが出て、メンタリティの支えが必要なら私が関わる必要があると思います。それはもうイップスではなくてメンタルトレーニングの域ですから、通常のカウンセリング枠で承っております。

 イップスの4つの入り口もそうですが、分解していくことでアプローチの方法を定めることができ、より効果が出る関わりができるようになります。イップスになってしまった選手や奏者に関わる方には、よく学んで見極めてほしいですね。私も研究を続けていきます。

 

イップス外し専門カウンセリング

(必要があればトレーニングもプログラムします。その場合内容や回数が変わります)

120分 × 3回 ¥220,000-(税込)

4回目以降 1回 120分 ¥55,000-(税込)

 

診断/通常カウンセリング(オンライン)

60分 ¥13,200-(税込)

ご予約ページ→https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_week/27940?course=64450

 

SkypeかZOOMで承ります。どちらかお持ちであればそれを、お持ちでなければアプリをインストールしてくだされば、あとはリンクをお送りしますので簡単です。

 

イップスセミナー、無事終了しました

去る11月3日、イップスセミナーを初めて開催いたしました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。イップスは複雑で情報量の多い症状なので、それを2時間にまとめるのが大変でした。本当は3時間か、90分で2回に分けた方が良いかもしれません。削りすぎて不十分だったんじゃないかという気持ちと、いや、あれ以上情報を詰め込んでも持って帰ってもらえないよ、という気持ちを行ったり来たりしていました。もう落ち着いてきましたけど。

感想にも「思ったより複雑で、一度なってしまうと大変なんだとよく分かりました」とあったので、複雑さはよく伝わったかなと思います。イップスになった経験がある方も参加してくださり、イップスの4つの入り口(これについては過去に記事を書いていますね)について詳しく学んだ結果、ご自分のイップスがどこからきていたか正確に分解できていました。この講座を受けて初めて「過去の自分はイップスだったんだ!」と気づいた方もいらして。全員の分を紹介できませんが、それぞれに多くを受け取ってくださったことが伺われました。

イップスについて知る」セミナーを受けると、イップスを分解できるようになります。イップスは、幾つもの症状が重なっているのですが、それを分解できると、それぞれの症状にアプローチできるようになるのです。またいつか開催したいなと思います。講演のご依頼もお待ちしています^_^

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↑資料の表紙です。

 

イップス外し専門カウンセリング

(必要があればトレーニングもプログラムします。その場合内容や回数が変わります)

120分 × 3回 ¥220,000-(税込)

4回目以降 1回 120分 ¥55,000-(税込)

お問い合わせ、お申し込み→https://rcmethod.jp/reserve/

 

診断/通常カウンセリング(オンライン)

60分 ¥13,200-(税込)

ご予約ページ→https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_week/27940?course=64450

 

SkypeかZOOMで承ります。どちらかお持ちであればそれを、お持ちでなければアプリをインストールしてくだされば、あとはリンクをお送りしますので簡単です。

11月3日にイップスセミナーを開催します。イップスって何?から学びませんか

はじめましての方もおなじみの方もこんにちは。イップス専門カウンセラー/トレーナーの高橋万紀子です。

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2年ほど前からイップスの方々と関わるようになり、いろいろなケースを改善していく中で、ある程度理論が通ったな、と思えるところまで来ました。そろそろ、この知識をお分ちできるだけ整理がついてきたので、まずはモニター開催で、イップスについての基本的な知識をお分ちしたいと思い、セミナーの告知をさせていただきます。

 

私がイップスの方々に関わるだけでなく、セミナーでお伝えしていこうと決意したのは、意外とイップスの単語だけがひとり歩きして、ただの緊張や不調までイップスだと思っていたり、イップスはただの不調やスランプで甘えだと思っていたりと少し誤解が多いなと感じたからです。確かにイップスは分かっていないことも多く、医学の分野では病気として正式に認められていません。原因も症状も整理するのが難しく、私も苦労しました。メンタルとフィジカルを跨いで起きるので、メンタルからアプローチしてもフィジカルからアプローチしても壁にぶつかるのです。両方からのアプローチが必要なケースが多く、もちろん片方だけのものもありますが、結局どちらからかはぱっと見で分からないので、両方に深い理解がないと判断ができないのです。

だからこそ。少し整理して知っていただきたいことがあります。

イップスではないものを知って、病院で扱えるものは病院で取り除く知識

②どんなことをするとイップスになってしまうリスクが上がるのかと、予防するために知っておくこと

イップスになってしまう前に「おかしいな」と感じる段階があるので、その時点ですぐに対処すること

(ただし、ある日突然なってしまうイップスもあります)

この3つだけでも2時間に収まらないかもしれないと感じるほど、イップスは幅が広い症状です。しかし、整理していくとやはり傾向と対策が見えてきますよ。

私もイップスについてセミナー形式で開催するのは初めてですので、まずはモニター価格から始めようと考えています。

 

イップスについて知ろう】

11月3日(水・祝)19:30〜21:30

対象:スポーツ選手、指導者、サポート

Skype(アカウントがなくても参加できます)

定員とりあえず12名

参加費 税込¥3,300-(次回以降¥6,600-)

 

お申し込みはこちらから↓

https://ws.formzu.net/dist/S63526386/

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いくつかのセミナーと同じフォームを使っていますので、上から二つ目のイップスのところにチェックを入れてくださいね。お申し込みいただきましたら、3日以内にお振込み先や資料配布日程などのご案内メールをお送りいたします。

 

ご参加をお待ちしております。

専門性の話(頼るべき人)

イップスやトラウマを扱っていると、「何人もの専門家に頼ったが何も効果がなかった」「心療内科のカウンセラーに傷つけられた」などと悲しいお話を聞きます。確かにどちらも豊富な知識と高い技術を必要とする症状ですので、扱える人間が少ないのです。しかし今日は少し、選ぶときに参考になるお話ができればと思います。

まずメンタルですが、トラウマを外す技術に関しては、現在の精神医学の最先端はEMDRという眼球運動を通した治療です。ただ、うちのRCメソッド(非認可)の方が早いです(あ、RCメソッドも腕によってかなり差がありますが)。ただし、幼少期の思い出すわけにはいかず封印している記憶(性的虐待など)を確実に「引っ張り出す」のはEMDRの方が向いていると思います。RCメソッドは、外す準備ができたら記憶が浮かび上がってくるので、それまで待つのが基本スタンスです。スポーツや音楽などは、物心ついてからなので、その辺りは問題ないと思います。

勇気づけたり、気持ちを上げたりするのは、とても有効だと思います。メンタルトレーナーがよくやっていますね。しかし、トラウマがある場合、外側でいくら上げても、大事な場面でフラッシュバックを起こしたりすることは避けられません。きちんと過去を扱う必要があります。トラウマを外す→勇気づけの順番を守るのが有効です。

メンタルもフィジカルも、「やり方」を覚えてやっている人が多いのが現状です。勉強を重ねた人ほど、自分の技術の外側を意識します。自分がどこまで影響を与えることができて、どこからは他の専門家に頼るべきか、よく見ています。「やり方」を覚えてやるスタイルの人は、その辺が全然わかってないなと感じます。

ではフィジカルの方も考えてみましょう。音楽の世界でも、解剖学解剖学と、細かい筋肉の名前を挙げてセミナーをやっている人がいます。いや、もちろんすごく大事です。でも、解剖学は英語で言えばアルファベットのようなものです。知らないとお話になりませんが、知っていても会話はできません。

アルファベットを組み合わせて単語を作りますね。それが機能解剖学です。s+i+c+kでsick(病気)になります。I am sick.をI was sick.にするかI am fine.にするかはメソッドの考え方の違いですが元気になれば良くね?と私は思っています。でも結構I sicked (え?)みたいなことやってる人も多いよ、と。お粗末な英語ですみません。

つまり解剖学を勉強しても、まだ何もできない状態なんですが、 amを wasに変える、だけ覚えてトレーナーやってる人とか多い現状です。

正直なところを申し上げれば、私のフィジカルに関する知識と技術は、メンタルに比べるとお粗末なのですが、それにしても一応rfcaという業界ではマニアックで有名な会員が数百名の骨格コンディショニング協会のマスタークラス(今のところ全国で20名くらい)の中で、音楽家の音色改善に特化した人間は1人という立場にはおりますので、それなりの実力と実績があります。音楽家は、楽器を演奏する手ばかりに負荷がかかり過ぎる特徴があり、いかに負担を分散させ、連動をうまく使うかがカギになります。スポーツでも、体の一部に負担がかかりすぎることからイップスになるケースがあり、私の音楽家相手に積んだ経験が生きるわけです。

イップスはメンタルから始まるケースもあればフィジカルから始まるケースもありますが、最終的には両方絡まり合う複雑な症状ですから、メンタルもフィジカルも、半端な知識ではやれません。

メンタルもフィジカルも両方詳しいよ、と自負する私ですが、投薬が必要な精神疾患は精神科に、骨折や断裂など手術が必要だったり裂傷などケガ、捻挫などの急性期は、整形外科に診てもらうべきだと考えます。私はそこは扱えません。精神科は薬漬けにする!などと病院にかかることをやめさせようとする人もいますが、私はそうは思いません。投薬でなければ治らない症状もあると思います。しかしトラウマは投薬では治りません。その辺りの線引きがきちんとできているか、は、専門性を判断する上で参考になる基準だと思います。

イップスは、ものすごく厄介な症状なんだな、とお分かりいただけたでしょうか。もがくほどに悪化するケースが後を断ちません。早めに専門家に頼ってくださいね。専門家も、「教えてもらった通りやる」なら専門家ではありません。自分のレベルをしっかり見極められるだけ勉強しましょうね。私もまだまだ勉強しなくちゃ。

 

イップス外し専門カウンセリング

(必要があればトレーニングもプログラムします。その場合内容や回数が変わります)

120分 × 3回 ¥220,000-(税込)

4回目以降 1回 120分 ¥55,000-(税込)

 

診断/通常カウンセリング(オンライン)

60分 ¥13,200-(税込)

ご予約ページ→https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_week/27940?course=64450

 

SkypeかZOOMで承ります。どちらかお持ちであればそれを、お持ちでなければアプリをインストールしてくだされば、あとはリンクをお送りしますので簡単です。

 

 

 

正しさの向こう側にある自由

さて。自分のイップス症状を意識してから2週間ほど経ちました。その間、毎日フルートを吹いています。マジか。そして、症状がかなり改善しました。clubhouseで誰かが聞いている状態でも、イップスの症状でガタガタだった演奏から、ずいぶんブランクがあったけれどだいぶ良くなってきたんじゃない?と思えるほどに。

ブランクや練習不足のためにコントロールが不十分であることと、イップスの症状でアウトオブコントロールであることは全っっっっっ然違います。いやホント全然違うなと自分で思っています。今はただのブランク明けの感じになっています。ちなみに、ブランク明けで思うほど吹けないんだよな〜と思う緊張と、イップスでガクガクになる緊張も全く別物です。違いがわかるほどに、イップスの症状が外れました。

 

さて、ではどうやって外したのかをお分ちしましょう。

まず、私のイップスは、トラウマとメンタリティから来ていました。先生に怒鳴られたり、スリッパを叩きつけられたのはフラッシュバックで残っていました。これはトラウマです。間違ってはいけない、正しい音程で、私は音楽性が皆無だから、センスもないから、正確に、などなど音楽と演奏についての価値観、音楽と自分の関係についてトラウマでもありますが、間違った価値観が入っていました。これはメンタリティです。

怒鳴られたり否定されたりしたトラウマは、簡単に外せますし、今までも少しずつ外してきました。しかし、価値観が難しかったです。

クラシック音楽では美しさに正解があります。決まった型があり、その型の通りできるけれど必要があって崩しているのか、その型通りできずアウトオブコントロールで崩れたのか、違いは分かってしまいます。例えばどの調でも♭や♯が何個ついても同じように、均等、均質に全ての音をコントロールすることを徹底的に叩き込まれます。その上である音を強調したり音色を変化させたりします。もちろん好みや個性はありますが、それらは基本の様式美をクリアした先のこと。様式美を再現できないではお話にならないのは事実です。

「基準に到達していなければお話にならない」基準に到達していない私。これも事実です。ではどうしたら良いでしょう。

「基準に到達していなければお話にならない」→「基準に到達していないことは、悪いことではない」に置き換えることにしました。誰でも、最初から基準をクリアできるわけではありません。練習を積み重ねてクリアします。まだ途上にいるだけ。

技術が上がるほど、能力が上がるほど、自由になるのは事実です。上手くなるほど、制限がなくなります。そこを目指しています。でも、まだ途上なのです。

「基準に到達していない私」が指している「基準」は、音大の先生レベルです。で、多分私は今すでにかなり上手です。この上手の基準は、音楽を専門に勉強していない世の中の大多数の基準です。ヘタでもダメじゃないし、昨日より前進すれば良いのです。でも、誰に聴かせるでもなく、お金をもらう仕事には今していない状態で、前進する意味は笑。まぁイップス克服のためのデータ取りですね。あと、イップス外せました〜!という演奏が上手な方が説得力あるかなと。そんなわけで毎日ちまちま練習していますよ。

自分のメンタルとフィジカルを観察しながら、日々改善しています。

ミスしてもダメじゃない。コントロールできない音があってもダメじゃない。ただ、多くの人と競うとき、ひとつでも確実にコントロールできるものが多い方が「選ばれる」のです。選ばれたいのであれば、できない自分を否定するより、ひとつずつできることを増やす方が確実です。

このように、否定を肯定に変えていきます。結果、演奏はより良くなります。

いや〜長かった。

大学生の頃からだから、20年以上抱えていましたよ。やっとこ自由になったなぁ。

この記事を読むだけで自由になれる人もいるかもしれません。でも、トラウマは個人的なものなので、きちんと外した方が良いと思いますよ。

 

イップス外し専門カウンセリング

(必要があればトレーニングもプログラムします。その場合内容や回数が変わります)

120分 × 3回 ¥220,000-(税込)

4回目以降 1回 120分 ¥55,000-(税込)

 

診断/通常カウンセリング(オンライン)

60分 ¥13,200-(税込)

ご予約ページ→https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_week/27940?course=64450

 

SkypeかZOOMで承ります。どちらかお持ちであればそれを、お持ちでなければアプリをインストールしてくだされば、あとはリンクをお送りしますので簡単です。