イップス(yips)の外し方/RCMethod

クライアントさんたちのイップスを外せた経験から、原因とイップスを外すためにどうすれば良いか、書いていきます。即効性を求めるなら、カウンセリングをお申込みください。

ぬけぬけ病の方のお話をうかがって

先日、rfca認定マスターとして新しいツールを仕入れ、自分の知識をブラッシュアップするために大分に行ってきました。そこで出会った方がなんとぬけぬけ病とのことで、お話を伺いました。お恥ずかしながら、私はぬけぬけ病を知らず、初めて存在を知りました…

心理より記憶を扱うと言った方が良いですね、イップス外し

昨日はこのブログを更新する曜日でしたが、出張準備で忙しく、今日羽田空港で乗り換え便を待つ間にこの記事を書いております。トレーナーとして新しいツールと解剖学的知見をゲットしに、九州へ行きますよ。感染に気をつけつつ、行ってまいります。 トラウマ…

自分の内側に耳を傾ける

私はイップスより、通常のトラウマを扱うカウンセリングを主に承っています。通常の(?)トラウマの方が、圧倒的に扱う数が多いのですが、イップスやトラウマを抱えた人は、共通して「自分の状態を感じ取れない」状態になっている人が多いです。 例えば、「…

休むのが怖い〜練習しすぎから始まるイップス

最近音楽でもスポーツでも、がむしゃらに練習しまくるのはあまり良くないと言われ始めていますね。脳も筋肉も休息を与えることで落とし込みができることが分かってきました。私も、フルートを練習しまくってもできなかったことが、一晩寝たら「あれ?なんで…

来年、イップス外しに関してやりたいこと

今年は大変でした。会社を休眠しようかと思ったほどでした。でも何とか生き延びることができて良かったです。生き延びることに必死で、まだ自分の立ち位置を吟味できていないイップス外しについて、研究する余裕がありませんでした。 以前、脳の手術によって…

ゲシュタルト崩壊を起こさないためにできること その3

ずいぶん間が空いてしまいました。 結局カウンセリングを受けてくれないことには、潜在意識が関わる問題は半端になっちゃうんだよな、と思うと、情報を出すことに積極的になれずにおりました。 でも、カウンセリングで何をするのか、を知っていただくには、…

ゲシュタルト崩壊を起こさないためにできること その2

前回は、フィジカルの面からゲシュタルト崩壊崩壊を起こさない方法をお伝えしました。今回は、メンタル面からお伝えしようと思います。 まず、この事実を正面から受け止めないと話は進まないので、厳しいけれど書きますよ。 心が逃げたい時にゲシュタルト崩…

ゲシュタルト崩壊を起こさないためにできること その1

ゲシュタルト崩壊とは、漢字を書いている時などに、急に「あれ?こんな字だったっけ?」と分からなくなり、書けなくなってしまう現象を言います。野球で球を投げる瞬間に、あれ?体のどこに力を入れていたっけ?ボールってこんな風に持っていたっけ?右足重…

認めさせてやる!はイップスの入り口

悔しさをバネにする、とはよく聞きますが、一歩間違えると調子を崩してイップスになってしまうのでご注意!です。 「認めさせてやる!」と思ってプレーしていませんか? 認めさせたいのは誰でしょうか。先生、コーチ、オーディエンス、ライバルなどなど。そ…

あの時から調子を崩している、とはっきり分かっているならRCメソッドのイップス外しカウンセリング

イップスについては、いろいろなことが言われています。まじめな人がなってしまうとか、練習のしすぎとか、神経の問題だとか、休めないことが原因などなど。 確かに、いろいろな原因があると思います。ではご自分のケースではどこに頼れば良いのか。迷ってし…

こもっている時のメンタルの保ち方

スポーツも音楽も、今は動きがストップしていますね。 試合、本番がないと、どんどんなまっていきますよね。トレーニングや練習を積んでいても、本番でどうなるかというイメージが遠のいていく感じで焦りませんか?さて今日は、そんな時気をつけたいこと、ど…

無観客試合だと、いつもよりラクだったりしませんか?

新型コロナの影響で、無観客試合が行われたりしていますね。スポーツ選手の中で、観客がいる中で試合するよりも、観客がいない中での方が気持ちがラクで良いプレーができる、という方はいらっしゃいませんか? もし無観客試合の方が良い動きができるとしたら…

実は私も本番ダメダメでした

【本番になると震えて音も出なくなり指も動かなくなってました】 私はフルート専攻で大学を出ました。 演奏で食べていけなかったのは、生まれつきの理由と環境からの理由があります。 生まれつきの理由は、絶望的に私の中に「音」がなかったことと、本当に暗…

事実を受け入れるのと価値観を受け入れるのは別のこと

ある方が、急に仕事を切られました。 これは、雇い続ける価値がないという判断をされたことになります。選ばれなかったという事実があります。この事実を前にしたとき、自分を納得させようとして、「私には実力がないのだ。価値がないのだ」と思う必要はあり…

今年はプロスポーツ選手向けに特化していきます

私の仕事は、技術提供と技術の伝授の2本柱です。 イップスを外すというのは、技術提供です。 イップスの外し方を教えるのは、技術の伝授となります。 この2つは、全く別物です。イップスを外してもらったら、他の人にもやってあげられるというものではありま…

イップスは自分でどうにかしようとしないで

プロの方に多いと思いますが、イップスになってしまうと、まず 「イップスになってしまったことを誰にも知られたくない」 と思うようですね。 それで人知れずなんとかしようとしてズルズルと長引かせてしまう、でしょ。私のブログを見つけた方々もそうなので…

失敗したときのことが思い出されて、実力を発揮できないとき

うまくいったときと失敗したとき、どちらのことをよく覚えていますか? イップスで苦しんでいる方のお話を伺っているとよく出てくるのが、プレー/本番のときに、失敗したときの記憶がよみがえり、またアレをやってしまうんじゃないかと思うと緊張してしまっ…

一発逆転を狙うとイップスは悪化する

メンタルから制限がかかって、パフォーマンスダウンしている何名かのお話しを伺って、共通する心理を発見しました。 「今までの不調を帳消しにするくらいすばらしいプレーをしたい。」 という願望です。つまり一発逆転を狙っています。 例えば今まで3年間不…

イップス自体は、1回にひとつ外せます

イップスに苦しむ方のお話しを伺うと、何年も、十数年も症状が続いているとおっしゃいます。そのため、治るのにもすごく時間がかかるだろうと思われる方が多いようです。 しかし私は、60分のカウンセリングで、ひとつ外して見せましょうと言います。(受ける…

衝突の恐怖〜バスケットボールでのトラウマ

私が今まで関わらせていただいたイップス、ジストニアにかかってしまった方々は、音楽家、野球選手(ピッチャー)、ゴルファーでした。どれも自分から発するもので、考える時間があることが共通点でした。 イップスという言葉は、元々ゴルフで生まれました。…

失敗の原因が、予想外のところにあることもあります

例えば、野球でデッドボールを投げてしまったという失敗から、またぶつけたらどうしようと怖くなってしまい、そこからズルズルとイップスになってしまったという場合。 イップスになってしまった原因は、デッドボールだと思いますよね。 しかし、カウンセリ…

私がメンタルトレーナーの仕事をするなら

プロ音楽家やプロスポーツ選手のメンタルトレーナーの仕事をしたいなぁと思っております。 だって本当は、イップスになってしまってもがき苦しんで年月が経ってしまってからよりも、小まめにメンタル状態をチェックしながら、パフォーマンスを妨げるものをち…

守秘義務について

音楽家やスポーツ選手にお会いするにつれ、いかに自分の不調を知られないために気を使っているかがよく見えるようになってきました。不調を知られるということは、仕事にも勝負にも不利です。こっそり、知られないようにお申し込みされます。 私は、お客様に…

どうやって投げてたか、わからなくなっちゃったんです

しばらく更新しておりませんでした。 私にもいろいろ変化が起きておりました。忙しくてイップス研究が滞っておりますが、チョイチョイご相談はあるものですね。イップスのカウンセリングをお申し込みいただいて、というよりは、別件のカウンセリングの中でポ…

イップスのきっかけになるわずかな違和感

人生がひっくり返るようなショックな出来事や、大きな挫折からイップスになることは、想像しやすいかもしれません。もちろんそうやってイップスになる人もいます。 しかし、小さな違和感を修正できず、焦ってどんどん崩れてイップスになってしまうというケー…

イップスに苦しんでいる間に筋肉が衰える

イップスに苦しんでいる方のお話しを伺うと、年単位で苦しんでいらっしゃいます。長い方になれば10年以上、症状に悩まされてらして。ああ、つらいだろうな、早く出会えればよかったのに。なんて思いますが、私がトラウマを外せるようになってまだ3年半なので…

イップスを外す技術は広がらない…

私はトレーナーとして音楽家のお身体を見させていただいて、ニーズに合わせた調整を行います。例えば、フォルテをもっと大きくしたいけれど尖らせたくはない、というご要望があれば、全身のバランスを整えるとともに、音量に関与する筋肉を活性化し、その筋…

イップスのトリガー 4、評判/評価

前回から少し時間が空いてしまいました。 イップスの分野はまだ事業としては卵で、このブログや音楽家の方との関わりを通して温めている最中です。 FBや元々やっていたブログ、私との繋がりから読んでくださっている方はご存知のところですが、私は現在、い…

イップスのトリガー 3、関係ないトラウマ

先日、ジストニアだろうと言われた音楽家さんのカウンセリングをいたしました。 ジストニアは、音楽家のイップスと言われているそうです。 普段は特に何もないけれど、楽器を持つと指が動かなくなるなどの症状があります。 ジストニアがメンタルからきている…

イップスのトリガー 2、失敗と敗北

昨日(2019/1/13) 柔道全日本男子監督の井上康生さんの講演を聞いてきました。 直接質問する機会があり、柔道でメンタル面から制限がかかってしまうことがあるかどうかについてお聞きすることができました。貴重! 予想通り、考える時間はない競技なので…